カナダでの留学生活をおくる拠点となる住居。
留学=ホームステイ、というイメージを持つ人が多数いるくらいホームステイは一般的ですが、現地生活に慣れてきた人や、ルールに縛られない自由な生活を送りたい人などは、他の方法でも滞在することができます。
それぞれについて詳しくご案内しますね。
ホストファミリーと呼ばれる一般家庭に住む家族が、留学生を家族の一員として受け入れてくれます。3度の食事と個室(寝室)が提供され、バスルームは家族や他の学生と共用で使います。
海外生活が初めての方や、土地に慣れるまで不安がある方などは、最初はホームステイでの滞在をおすすめします。
ホームステイについてはこちらのリンクもご覧ください。
ライトハウスのホームステイ紹介サービス ホームステイ基礎知識 ホームステイのメリット・デメリット ご利用規約とルールルームシェア(シェアルーム)とは、キッチン・バス・トイレなどをルームメイトと共用し、寝室は個別に所有できるという生活スタイルのことです。
家のオーナーがいて、その家の一部(ベースメントや2階など)または全部を複数の人で共有して住むという「貸し部屋」スタイルが一般的です。
ルームメイトは日本人を探すこともできますし、他国の留学生、現地カナディアン(大学生や社会人)と住むことも可能です。
他人との生活になりますので、共用スペースでは譲り合い、気持よく生活できるように気遣いは必要になりますが、生活時間を縛られないので、帰宅が遅かったり、食事を自由に作りたい、という方にはホームステイより気楽に暮らせるというメリットもあります。
シェアの情報自体は、インターネットで検索して日本にいる間に情報を集めることも可能です。
またメールのやりとりで契約までしてしまうこともできます。
ただ、このやり方だと、実際に部屋に住み始めてから「事前にきいていた情報と違う」といったことが多発してしまう可能性が高いです。
ネットで見た写真と実際の部屋が違っていて汚い、
オーナーとのお金についての取り決めが不十分で不当にお金をとられた、
ハウスルールが細かすぎる、
そんなトラブルが起こることも考えられますので、私たちとしては、「シェアを探す際は、実際に自分の目で現状の部屋を見て、オーナーに会ってから」ということをおすすめしています。
- ルームシェアの情報は学校や弊社オフィスの掲示板などの他、インターネットで探すことができます。
- いくつか候補の物件をみつけたら、下見をするためにオーナーに連絡をとりましょう。
- 下見では、事前に確認した情報・条件と異なっていることがないかと、立地場所・部屋や設備のきれいさ・ハウスルール・入退去のルール・オーナーの人柄の確認のほか、可能であればルームメイトとの対面なども行いましょう。
- 下見の段階で即決することはなるべく避けて、いくつかの物件を下見して比較することをおすすめします。家賃が条件にみあっているかどうかを判断できます。
- 通常、デポジット(敷金)として月の家賃の半額を支払ったら契約完了です。契約をする前に気になる点はすべて確認しておきましょう。デポジットは退去時に、家への損害がなければ返金してもらえます。
- ビクトリアの場合、家賃は$530〜$600くらいが相場。安すぎる場合は条件が悪いこともあるので要注意。
- 基本的にはすべての家具・布団等がついています。
- また、電気・インターネット・温水・暖房などは通常家賃に含まれています。洗濯機は無料の場合と有料の場合があります。
- 消耗品や個人で使うもの、食品などは自分で揃えるか、ルームメイトとお金を出し合って買うなどします。
お金に余裕のある場合は、アパートを借りるのもよいでしょう。日本でアパートを借りるのと同じく、カナダでもアパートを個人で借りて住むことも可能です。自分の好きなスタイルで誰にも気兼ね無しに生活することができます。
一人暮らしもできますし、カップルで同居したり、友達同士で借りたりすることもできます。
見知らぬ他人との同居では気を使うからイヤ、気の知れた人と仲良く暮らしたい、という方に向いていますが、アパート契約は住居にかかわる費用が一番高くなります。
カナダのアパートは基本的に、冷蔵庫や電磁調理器・オーブン・電気がついているので自分で準備する必要はありません。更に、暖房や温水料金が家賃に含まれているところも多いですが、普通は電気と電話・インターネット回線については個人で契約する必要があります。
ベット・机などの家具は自分で調達しなければなりませんが、テイクオーバーといって、前の住人が残していく家具を無料〜有料でそのまま引き継ぐことができる場合もあります。
- アパートの情報は、物件の前に出ている「Vacancy(空き室あり)」の看板を見つけるか、インターネットで探すことができます。
- いくつか候補の物件をみつけたら、下見をするためにマネージャーに連絡をとりましょう。
- 下見では、事前に確認した情報・条件と異なっていることがないかと、最低契約期間・部屋や設備のきれいさ・入退去のルールなどを確認しましょう。
- 下見の段階で即決することはなるべく避けて、いくつかの物件を下見して比較することをおすすめします。家賃が条件にみあっているかどうかを判断できます。
- 通常、デポジット(敷金)を支払い、契約書類に記入をしたら賃貸契約は完了です。契約をする前に気になる点はすべて確認しておきましょう。
- 入居前に、電気会社に連絡を忘れずに。また、インターネットを自宅で使用する場合はインターネットの会社とも契約をする必要があります。
- 家賃は1Bed Roomで$900〜くらいから。
- 基本的には家具がついていない。テイクオーバーで使用できる家具があるかどうかを確認。
- 電気(BC Hydro:$15~$30/月程度)と電話・インターネット(SHAWなど)は個人で契約する必要がある。
- 洗濯機・乾燥機はアパートの1階などに、全戸共用のランドリールームがあり、そこに数台設置してある。コインを入れて使用する。使用できる時間を予約するなど、スケジュールが決まっていることもあるので注意。
「学校の寮に入居したい」という希望がある方もいらっしゃいます。
学校寮というと、ハリーポッターに出てくるような、大勢の学生が個室で暮らし、学校でも一緒・寮で夕食をとって、夜遅くまで話ができるなどのイメージをもたれる方が多いかもしれませんが、残念ながら語学学校ではそのようなイメージの寮があるところはありません。
ビクトリアの語学学校で、学校寮があるのは、現在はInlinguaという学校のみとなっています。
Inlinguaではビクトリア郊外にある一軒家を複数の学生で共有して使うStudent Houseを持っています。食事は自炊になります。寮というより、学校の友だちとのシェアハウス、といったイメージのほうが近いかと思います。
他都市(バンクーバーなど)の学校であれば、学校寮があるところもいくつかあります。
また、ビクトリア大学(UVIC)附属語学学校では、夏季マンスリープログラムの学生に限って、通常UVIC本科の学生が使用している学生寮に滞在することも可能です。食事は学校のカフェテリアを利用することになりますが、学生寮に滞在している場合、夕方や週末に行われるアクティビティにも気軽に参加できます。
メリット
・アクティビティに参加しやすい
・学校からの距離が近い
・四六時中生徒と一緒なので、他のクラスの人とも仲良くなれる
・毎夜のパーティやイベントなどが好きな人には楽しい時間が過ごせる
デメリット
・ひとりの時間がもてない
・騒がしいのが好きではない場合は居心地が悪い
・食事が口に合わない、もしくは飽きるということが多い
・滞在費が高い
・4週間後には必ず引越しが必要になる
ということがあげられます。